3月3日、日本時間未明に3時間に及ぶロシアとウクライナの停戦協議がベラルーシにて行われ、終了致しました。
今回の会談では、残念ながら停戦という結論には至らず、民間人の避難ルートの確保のみという結果に終わりました。
ロシア軍側の無差別攻撃とみられる民間施設や居住区への爆撃が度々報道され、多数の民間人への被害が出ている現状、
いわゆる戦闘禁止区域、避難ルートが確保されるというのは避難したくてもできない人々にとっては救いの一つとなるのではないでしょうか。
紛争の現状
ロシア軍の指揮低下や、ウクライナ軍の各地での奮戦が度々報道されていますが、依然ウクライナにとっては厳しい状況が続いています。
本日人口約30万人のウクライナ南部の都市、ヘルソンが占領されました。
ウクライナの主要都市として初めて陥落、重要な政府施設や市庁舎がロシア軍の占領下にあるようです。
ウクライナから見て北部・東部からはロシア本国・ベラルーシより、南部からはクリミア半島からロシア軍がウクライナを包み込むように進軍していっている現状、西部の西側諸国、NATOからの直接的支援が見込めないとなると、ベラルーシに近い首都キエフはかなり厳しい状況にあるとみられます。