耳掃除のときや、耳の痒いところを掻きたいときに欠かせない耳かき。ひとくちに耳かきと言っても、スクリュー型やスパイラル型などさまざまな形状のものや、竹やチタンを使ったシンプルな素材のモノなどさまざまな商品があります。
また、LEDライトなどを搭載した耳掃除に役立つものなど、多種多様な商品があり、何を選べばよいのか迷ってしまうのではないでしょうか。
そこで今回は、耳かきの人気商品・選び方のポイントを紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
目次
耳かきの選び方
耳の大きさや耳垢の種類によって形状を選びましょう
形状選びのポイントは、使っていて気持ちいいと思えるかどうかです。耳の大きさや耳垢の種類によっては使っていても合っていない可能性があるので、それぞれの特徴をみて自分に合う形状を選んでください。
定番のハードな使い心地のヘラ型
ヘラ型は昔からあるヘラ状の耳かきで、先端がスプーンのような形状をしたオーソドックスなタイプの耳かきです。ハードな使用感が好きな方に向いている耳かきで、主に乾性の耳垢の方に適しています。
ヘラ型は耳の穴に対して先端部分が大きすぎると、耳垢を奥に押し込んでしまうこともあるので注意が必要です。できるだけ先端部分が小さめで、薄めのモノを選ぶのがポイントとなってきます。
また、先端部分がなめらかに仕上げられているか確認しておくことも重要です。リーズナブルなものは先端部分の作りが雑なものが多く、先端が尖っている耳かきですと耳孔を傷つける原因にもなります。ヘラ型の耳かきを選ぶときは、価格で選ぶのではなく品質で選ぶのもポイントです。
360度まんべんなく掃除できるスクリュー型
スクリュー型は先端にらせん状の凹凸が付いているタイプで、360度すべての面をまんべんなく掃除できるのが魅力です。
特に湿性の耳垢と相性がよく、くるくると回しながら耳の壁に押し当てることによって、360度すべての面から耳垢を絡め取れます。
スクリュー型の耳かきは、耳かきの角度を気にせずに使えるので、耳掃除をスピーディーにこなしたい方にもぴったりです。また、耳の奥の方にこびりついている耳垢をしっかりと絡め取れるのもメリットです。 また、スクリュー型を選ぶ際は、太さが重要となってきます。太すぎるモノだと耳の中に入れにくかったり、耳の壁をこすりすぎて傷つけてしまったりする恐れがあります。特に初めてスクリュー型の耳かきを試す方は、先端が細い耳かきを選ぶのがポイントです。
余計な力を使わないスパイラル型
スパイラル型は先端部分がバネのような形状なっているため、指先の力を吸収し余計な力が入りません。
先端のすき間が耳にこびりついている耳垢を絡めとる仕組みで、耳の中で優しく蛇行して、耳垢を引っ掛けながら取ってくれます。
また、スパイラル型は乾性・湿性どちらの耳垢でも幅広く対応してくれます。
スパイラル型を選ぶ際は、先端部分の大きさを事前に確認しておくことが大切です。先端部分が大きすぎると耳の奥まで耳かきが入らず、奥の方を掃除しにくくなってしまうので注意しましょう。
素材も確認しましょう
耳かきに使われている素材は、竹やステンレス、ゴム、プラスチックなど様々です。素材の種類によって皮膚へのあたり具合や耳垢に適した種類、使用感などが変わってくるため、自分の好みに合った素材を選びましょう。
耳への負担が少ない竹製素材
竹製の耳かきは硬すぎず、軸が適度にしなるため、金属製の耳かきよりも耳への負担が少ないのが特徴です。しっかり耳掃除したいけど、つい力を入れすぎて耳の中が痛くなりやすいという方は、竹製の耳かきがおすすめです。
ただし、竹製の耳かきはステンレス製などに比べると割れやすいというのがデメリットです。耐久性は高くないので、割れたときのことを考えてスペアをいくつかストックしておく必要があります。
また、水洗いできない場合もあるので、注意が必要です。
耐久性に優れているステンレス・チタン製素材
ステンレス製・チタン製素材の耳かきは割れる心配があまりなく、耐久性が高いのが特徴です。硬い素材なのでハードな使い心地が楽しめ、耳垢をごっそりと取れるというメリットもあります。また、水で丸洗いできる製品も多いため、簡単なお手入れで衛生的に使えます。
一方で素材が硬いため、力を入れすぎると耳の中を傷つけてしまう場合があります。皮膚が傷つきやすい方や、耳の穴のサイズが小さい方には不向きでしょう。
耳の中を傷つけにくいゴム・プラスチック素材
ゴムやプラスチック製の耳かきは、やわらかく、ほどよい弾力があるのが特徴です。やさしい使い心地なので耳の中を傷つけにくく、ハードな使用感が苦手な方や、子どもの耳掃除をしたいときにおすすめです。
水洗いに対応している製品が多いので、衛生的に使えるでしょう。
子どもの耳掃除をする際の商品
LEDライト付き耳かき
子どもや高齢者など、誰かの耳掃除をしたい場合には、LEDライト付きの耳かきがおすすめです。LEDライトで耳の中を照らせるので、耳垢をしっかりと見て、より安全にピンポイントで掃除ができるのが魅力です。
耳かきのなかには、LEDライトのほか、イヤースコープを搭載したモノもあり、カメラの映像をスマホで確認しながら掃除できるので、耳垢を徹底的に除去したい方におすすめです。
なお、小さい子どもの耳掃除に使う場合は、先端のサイズも確認しましょう。大きすぎると耳の穴に入れにくく、耳の中を傷つけてしまう恐れがあるので注意が必要です。
先端が丸みをおびたピンセット
子どもの耳掃除に使うときは、先端が細く丸みをおびたものがおすすめです。細いピンセットなら、耳が小さい子どもの耳掃除でも、耳垢を奥に押し込んでしまうことも軽減できます。先端が尖っていないので皮膚に当たっても傷つける心配が少ないでしょう。
また、先端が丸い形状のピンセットのなかには、鼻掃除と併用できる商品もあり、柔らかい鼻の粘膜を傷つけるリスクが少ないので、赤ちゃんの鼻掃除にも使用できます。